アクセンチュアはデザインコンサルタントも募集中? Droga5の買収も

IT・web業界

シカゴとニューヨークが本社にあるアクセンチュア株式会社という総合コンサルティングファームを知っていますでしょうか。アクセンチュアは、世界で約54万人が在籍している総合コンサルティングファームで、世界120ヶ国以上で事業を展開しています。近年、ITコンサルティングや戦略コンサルティング以外にもデザインコンサルティング領域も拡大してきています。今回の記事では、アクセンチュアがなぜデザインコンサルタントの募集を行っているのか、その他にどのようなデザイン職を募集しているのかなどについて紹介します。
また、世界的なクリエイティブ会社であるデザイン会社Droga5(ドロガ ファイブ)を買収したことにより他のコンサルティングファームとの差別化を紹介していきます。

目次
アクセンチュアはデザイン職も募集中! デザイン会社 droga5 の買収も
アクセンチュアのデザイン職の例はこちら
デザインコンサルタントと他のコンサルタントの違いは何?
アクセンチュアのdroga5買収について
【まとめ】デザイナーでコンサルに興味があるならアクセンチュアがおすすめ

アクセンチュアはデザイン職も募集中! デザイン会社 droga5 の買収も


画像引用元: droga5

アクセンチュアは、世界的にITコンサルタントや戦略コンサルタント、経営コンサルタントなど多くのコンサルタントを募集していましたが、Droga5の買収をきっかけにデザインコンサルティングの領域にも事業を拡大しました。アクセンチュアでは、デザインコンサルタントやデザイナー職以外にどのようなデザイン職の募集を行っているのか、どのようなデザイン職があるのかについて、実際に募集例やデザイン職の事例を挙げながら紹介していきます。また、世界的に有名なデザイン会社であるDroga5の買収をアクセンチュアがおこなった理由についても紹介します。

アクセンチュアのデザイン職の例はこちら

アクセンチュアに在籍しているデザイン職と業務内容について以下の4つを紹介していきます。

CXコンサルタント
ビジュアルデザイナー
インタラクションデザイナー
サービスデザイナー

この4つのデザイナー職は、アクセンチュアのデザイナー職の中核を担っており多くの業務内容から利益に貢献しています。

CX デザインコンサルタント

「デザインコンサルタント」とは、デザインのスキルやマインド、プロセスを用いて、企業や組織に継続的に自分の価値を提供していくという支援を行うデザイン職の1つです。

アクセンチュアのデザイン職の1つとして「CXデザインコンサルタント」という職があります。CXデザインコンサルタントとは、クライアントとなる企業や組織のビジネス、商品・サービスの設計、それを実現するためのシステムや仕組みの設計をデザインとビジネスの両方のバランスを考えながら行います。また、デザイナーとしてのデザインと、コンサルタントとしてのイノベーション創出の手法を活用し、企業のデジタル・トランスフォーメーションを実現するための支援を行ったり、顧客の視点から考えたイノベーティブな商品の開発、管理できるデザイン経営の文化や人材を企業の中に構築するコンサルティングを主に業務として行っていきます。デザインコンサルタントの中でも特に重要な役割を担っています。

CXデザインコンサルタントの具体的な業務は、以下の4つが挙げられます。
デザイン、イノベーションの視点をもって、クライアントの企業や組織と共に協力し、管理や創出を行う。
コンサルタント、デザイナー、エンジニアなどの各種専門家との協働
ビジネス、社会、テクノロジー、デザイン等のトレンドや専門知識を把握し、商品・サービスのデザインに活用する。
クライアント企業・組織に、デザインの価値や設計思想、効果などを理解してもらう。

CXデザインコンサルタントは、その企業の背景や今後の将来を加味してデザインを構築していくため想像力や論理的思考力が必要になります。また、各部門と仕事をしていくために幅広い知識も身に着ける必要があります。CXコンサルタントは、上記の業務内容以外にも多くあり、スキルを上げたい人にはおすすめのポジションです。

ビジュアルデザイナー

「ビジュアルデザイン」とは、ポスターや雑誌、ウェブサイトなど、日常の様々なもので目にしているものです。ビジュアルデザイナーは、デザイン職の1つでそのような商品の表層を作るデザイナーです。
顧客が商品に触れるときのいちばん最初のタッチポイントをつくるデザイナーです。
日常的に常にアンテナを張って、図書館などでも情報収集をし、アイデアの引き出しを増やしておく必要があります。
広告の場合は、社内デザイン部が設置されている企業・公共組織、広告代理店、書籍デザインなら出版社、パッケージデザインは印刷会社など就職することが多いようです。
効果的にデザインを作るためには、顧客に対しての理解、顧客の興味を引き付けるものを提供していく必要があります。ビジネスデザイナーが業務をおこなうときに重要なことは、次の2つが挙げられます。

1.アイデアの軸となるコンセプトを明確にする
「コンセプト」を作ることは、それぞれのプロジェクトに関わる全ての要素を紐づけるための、アイデアの軸となるものであり、ビジュアルデザイナーは、そのコンセプトをもとに世界観やアイデアを出していくことになります。
クライアントの企業・組織にとって、魅力的で効果的な商品・サービスをつくるためには、コンセプトをもとにした考えと、ターゲットを具体的に絞ったアプローチが大切です。

2.顧客が共感できる世界観を作る
ビジュアルデザインのアイデアを出すときには、顧客が作品を見たときにどう感じるか、その作品に価値を感じるかどうかが大切です。
使いやすいか、共感できる世界観か、自分の生活にフィットするか、などの価値です。
常にこのような視点を意識してアイデアを出していくことが大切です。
デザイン職として、顧客に共感を得てもらうには、まず第一としてその作品に興味を持ってもらうことが重要です。

インタラクションデザイナー

「インタラクション」とは、日本語で「相互作用」という意味をもちます。IT用語では、「顧客が特定の操作を行った時、システムがその操作に応じた反応を返すこと」という意味です。これを踏まえて、「インタラクションデザイン」とは、「機器や商品などが使われた時の、顧客側の操作や反応などをデザインすること」という意味です。
「インタラクションデザイナー」とは、デジタルを中心としたサービス・商品におけるタッチポイントのデザインなどを主な業務としているデザイン職の1つです。
新しいサービス・商品の開発から、そのサービス・商品のデザイン、開発までの全てにわたって、常に顧客の体験を考えたデザイン中心の業務を行います。より大きな経営・事業変革などのテーマに取り組んでいくことで、人々の生活にインパクトを与え、企業のブランド価値を高めていきます。人気度が高いデザイン職の1つです。

サービスデザイナー

「サービスデザイナー」とは、商品や製品などをデザインするのではなく、サービスや事象をデザインするデザイン職の1つです。顧客が選んで利用したくなるようなデザインを考えることができるスキルが必要です。サービスデザイナーの業務内容は、顧客にとって満足度が高いサービスを実施するためには何が必要なのか、事業やサービスを拡大していくために必要なことはなにかなどを常に考えて、アイデアの提案を行うことです。
また、クライアント企業・組織が抱えている課題を解決していくために、調査・分析結果を可視化し、クライアントとイメージの共有を行ったうえで、顧客視点でのサービスデザインを提供します。

デザインコンサルタントと他のコンサルタントの違いは何?

他のコンサルタントと、デザイン職であるデザインコンサルタントでは、「プロセス」に大きな違いがあります。他のコンサルタントの場合、「戦略的思考」であることが多く、組織としての意思決定を目指す一連のプロセスであることが多いです。
一方、デザインコンサルタントには、2つのプロセスがあります。クライアント企業・組織の何を解決するかの提案をし、もう1つはそれを作るというプロセスです。

アクセンチュアの、droga5買収について

「droga5」とは、広告代理を行っている会社です。アクセンチュアは、世界的な革新力と影響力を持つインタラクティブな会社としてDroga5を、2019年に買収しました。アクセンチュアは、droga5を傘下に置くことで企業を成長させるための顧客体験の設計や業務体制の強化を目指しています。アクセンチュアはdroga5の買収によって、コンサルティングファーム市場での他との優位性を築き、顧客の更なる成長に貢献することを目指しています。アクセンチュアのCEOであるブライアン・ホイップル氏は、「droga5のデビッド・ドロガをはじめ、ブランド戦略やクリエイティブの優れたプロフェッショナルとともに、ブランド体験の向上に取り組めることをうれしく思います。droga5の買収は、アクセンチュアおよび業界にゲームチェンジをもたらすのです。」などとコメントしており、アクセンチュアがdroga5の買収により今後の成長が期待されています。

【まとめ】デザイナーでコンサルに興味があるならアクセンチュアがおすすめ

アクセンチュアが募集しているデザイン職や世界的に有名なdroga5の買収について紹介してきました。アクセンチュアでは、デザインコンサルタントやデザイナー職などを多くの募集を積極的にしています。デザインコンサルタントとして活躍したいという方にとっては、世界で活躍してきた人と仕事をすることができるので自身のスキルを上げることができ、実績にも繋がるのでおすすめの会社です。また、アクセンチュアはdroga5以外も今後事業を拡大するために世界的な起業を買収することが見込まれるので、今後アクセンチュアの動向にも注目が集められています。

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