IT業界の面接で志望動機を聞かれた時のおすすめは? 新卒で未経験や文系の場合もチェック!

IT・web業界

新卒の未経験や文系でIT業界に就職したいと考えている人は多いのではないでしょうか。IT業界というと高収入で自由な雰囲気というイメージがあり、多くの人が興味を持つと思いますが、ただ漠然と魅力を感じているだけでは志望動機が思い浮かびません。

この記事では新卒の未経験や文系でIT業界に就職したい、興味を持っていると考えている就活生に向けて、企業側が求めている人物像や志望動機の例などを紹介していきます。

IT業界の面接で志望動機を聞かれたら何て答える? 新卒で文系の場合は要チェック!
志望動機で「成長したい」はNG?
IT業界に興味を持ったきっかけとなる体験を話すのがおすすめ
【まとめ】就活で IT 業界を受ける場合には志望動機は重要! 文系の人はインターンへの参加もおすすめ

IT業界の面接で志望動機を聞かれたら何て答える? 新卒で文系の場合は要チェック!


そもそもIT業界と言っても多くの分野があります。(インターネット、通信、ハードウエア、ソフトウエアなど)新卒の未経験や文系でIT業界に就職したい、興味を持っていると考えている就活生は、自分がどの分野に進みたいのか、なぜその分野を希望しているのか、そのきっかけは何だったのかなど明確にする必要があります。

就活生が志望動機を考える際に意識することは、面接官を納得させられるかどうかということです。そもそも、なぜIT業界なのか、なぜこの会社を受けたのか、どの分野に興味があるのか、きっかけは何なのか、それらの理由を明確にしないと面接官を納得させることはできません。

また、新卒の未経験でIT業界に就職する場合、理系が有利で文系が不利、と考えている方も多いかもしれません。

しかし実際はどちらが有利でどちらが不利ということはありません。よく新卒や未経験の方が勘違いされるのが、IT業界の業務内容と言えばパソコンの前で黙々と作業をすると思われがちですが、実際は、お客様、チームメンバー、パートナー企業など、人と接する機会が多く、協調性やコミュニケーション力が重要になってきます。

さらに、IT業界の中には、人と接することが苦手な人も少なからず存在しています。そのような中で、協調性やコミュニケーション力、リーダーシップ、営業力を発揮しながら業務を進めていける人材であれば、どの企業も入社して欲しいと考えます。

特に新卒の文系でITの知識がない就活生は、この辺りを強調していくこともおすすめです。新卒の未経験や文系でも、ITやSEの知識があるに越したことはありません。

しかし、多くの企業で入社後にSEの研修があるので、新卒の未経験で学部不問の募集をおこなっている企業が多くあります。希望の職種によっても必要な知識が異なるため、入社後の研修やOJTで知識を習得していくきっかけになります。

営業で採用試験を受験する場合


新卒の未経験や文系でIT業界の営業職を志望する場合、まず自分の今までの経験を振り返り、IT企業の営業として活かせるものがないか棚卸することをおすすめします。そして、実際に自分が営業職に就いたら、何ができるのかを明確にしておきましょう。

もし営業として何も活かせるものがないという結論になった場合、ITやSEに関する知識や資格を習得しておくのもおすすめです。新卒の未経験でもITに関する知識や資格がアピールできれば、営業志望の就活で圧倒的に有利になります。また、営業として就職した後も確実に助けになることでしょう。

新卒の未経験や文系でIT業界の営業職を志望する就活生の場合、おすすめの資格としては、ITの入門編であるITパスポート試験です。IT業界全般の幅広い知識を習得していると判断されるので営業職には最適な資格と言えます。

SEで受ける場合


新卒の未経験や文系でIT業界のSEを志望する場合、まずはSEに対しての志望動機を深堀することをおすすめします。多くの人がただ漠然とIT業界のSEに魅力や興味を感じて志望しているのではないでしょうか。

しかし漠然と魅力や興味を感じているだけでは良い志望動機を記載することはできません。新卒の未経験や文系でSEを志望して就活するなら次の質問に明確に答えられるようにしておきましょう。

・なぜIT業界を志望したのか?
・IT業界の中でなぜその業界を志望したのか?
・業界の中でなぜ自社を志望したのか?
・なぜSEなのか?

面接官は、新卒の就活生の熱意を見ています。なぜIT業界で、なぜ自社なのか。そしてなぜSEなのか。どこに興味を持っているのか。新卒でも真剣に深く考えている就活生であれば、必ず面接官に熱意が伝わります。

現在もIT業界では慢性的なSE不足、エンジニア不足です。入社時点での知識や技術、経験値よりも、入社後にどれだけ成長する可能性があるかという視点で採用が判断されます。その上で重要となるのがその人の熱意や向上心です。

志望動機で「成長したい」はNG?


新卒の就活において、面接で「成長したい」というキーワードはNGであることをご存じでしょうか?「成長したい」が向上心から出た言葉と受け取られれば好印象になる可能性はあるのですが、「成長したい」の使う場所を間違うと印象が悪くなる可能性が高いです。会社は学校ではないため。

「成長したい」、「賢くなりたい」など、自身を向上させることが最終的な目標ではなく、会社への貢献が最終的な目標です。会社に貢献するために自身が成長したいというように、「成長したい」というのはあくまでも手段で、最終目標としては会社に貢献することです。

面接官は自社にとって有益な人材を採用したいと考えています。そのため、新卒でも現時点で自分の保有している知識や経験を会社にどう活かして、どう貢献できるのか、将来成長した自分ならどのような貢献ができるのかというように会社に貢献するという視点で考えておくことをおすすめします。

以上を踏まえると、面接時に「成長したい」と伝えることがいかに危険であるかわかってもらえるきっかけになればと思います。ここまで考えておくと、その会社のこと、その業界のことを真剣に調べることになるので、自然と面接の準備が整ってきます。

「成長したい」というキーワードは前向きでポジティブのように聞こえますが、前述したとおり、「成長したい」ということが最終目標では面接時に印象が悪くなる可能性が高いのです。あくまでも「成長したい」というのは手段として心得ておく必要があります。

最終目標は会社への貢献であって、手段として自身が「成長したい」と面接時に伝えるのであれば好印象になります。「成長したい」という心がけは大変すばらしいことなので、使い方に注意が必要です。

IT業界に興味を持ったきっかけとなる体験を話すのがおすすめ


IT業界に興味を持ったきっかけから志望動機を説明するのもおすすめです。志望動機は対象企業にどれだけ入社したいのかを、いかに熱意を盛り込んで伝えることが重要になってくるので、業界に興味を持ったきっかけがあれば、より具体的に説明することができるからです。

また、営業職を志望しているのであれば、なぜSEではなく営業職なのか。そのきっかけとなった体験があれば面接官を納得させることができるでしょう。

同じように、SEを志望しているのであれば、なぜSEなのか、他の職業(営業など)でも良いのではないかなどきっかけとなった体験がある方が好ましいです。

私たちの日常生活ではIT技術が欠かせない存在になっています。そんな日常の中では、自然とIT技術に触れる機会が多くあるため、ITに興味を持つきっかけがたくさんあると思います。

例えば、仕事やアルバイトをしている中で、手作業に頼っていた部分がITを導入することで、短時間で終わるようになった体験がきっかけになったとか、私生活でスマートフォンを使うことで飲食店や公共交通機関の予約が簡単にできるようになった体験がきっかけになったなどです。

手を抜かず、自身の志望動機を深掘りし、IT業界に興味を持ったきっかけを見つけ出し、どれだけ自社に入社したいかを熱意を持って説明すれば、気持ちが伝わり好印象となります。

【まとめ】就活でIT業界を受ける場合には志望動機は重要! 文系の人はインターンへの参加もおすすめ

今回は新卒の就活でIT業界を受ける場合の志望動機の重要性について説明しました。面接官は百戦錬磨です。小手先のごまかしや細工はすぐに見破られてしまいます。

就活生としての強みは、若さであり熱意でありポテンシャルの高さです。面接官に対して、自分を採用すれば自社にとってどれだけ有益かということを自分なりに考え抜いて、自分の言葉で説明できるようにしておくことをおすすめします。

また、新卒でIT知識のない人や文系でITに興味はあるけど知識に自信がないという人は、企業のインターンに参加することをおすすめします。実際の業務の流れが体験できる1週間程度の期間で実施されるものがおすすめです。インターンでは、一般的にグループワークで何かのシステム開発を進めるものが多いです。

要求仕様のまとめ、外部内部設計、プログラミング、テスト、リリース(発表)のような流れです。業務形式で行うのは抵抗があるという方でも問題ありません。インターン先の企業の方が、作業が滞らないようにサポートしてくれます。

実際の業務が疑似的に体験できるので、自分が本当にIT業界を目指すのか、または別の業界に変更するのか、改めて確認する良い機会にもなります。就職してからこんなはずじゃなかったと離職してしまうことがないようにインターンに参加しておくことをおすすめします。

あなたにおすすめの動画

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。