IT系メガベンチャー一覧 時価総額ランキングや年収、新卒の就職難易度もチェック!

IT・web業界

最近よく耳にするようになったメガベンチャーとはどのように定義できるのでしょうか。実はメガベンチャーとは明確な定義はないと言われています。
IT系のメガベンチャーは、新卒就職ランキングの上位にランクインしてきています。今回はメガベンチャーの中でも「IT系」に絞り、そもそもメガベンチャーとは何かからはじまり、メガベンチャーの定義・年収を一覧で、また新卒での就職難易度も解説していきます。

目次
1. メルカリ
2. ビジョナル
3. フリー
4. JTOWER
5. テクフリ
6. プラスアルファ・コンサルティング
7. Appier Group
8. ウェルスナビ
9. メドレー
10. ティーケーピー
【まとめ】IT系のメガベンチャーに就職して成長を目指そう!

そもそもメガベンチャーとは? 実は定義は曖昧?

メガベンチャーとはどのようなに定義するのでしょうか。
・メガベンチャーとは、ベンチャーの大きい版
・メガベンチャーとは、イケてるIT企業
・メガベンチャーとは、上場している年収の高い企業
このように定義すると思われているでしょうか。このような定義を想像することは、決して間違いではありません。
メガベンチャーとは、一般的にはベンチャー企業が成功して大企業の規模にまで成長した企業と定義できます。しかしながら、上場しているのか・従業員数は何人以上いるなど明確な定義はないのが事実です。そもそもベンチャー企業のベンチャーとは、「venture」が由来であり、日本語では「冒険的事業・投機的事業」という意味です。つまりメガベンチャーとは、冒険的事業で成功を収め、企業規模が大企業に匹敵するほどにまで成長した企業ということで定義できます。しかしながら、メガベンチャーを定義する上で具体的な数値などはありません。具体的な企業名を上げると「楽天グループ」「サイバーエージェント」「リクルート」などがメガベンチャーに該当します。メガベンチャーは新卒の就活生にも大変人気があり、就職難易度も年々増加しています。

上場しているメガベンチャー一覧とマザーズの時価総額ランキングはこちら 公開されている平均年収情報も

IT系メガベンチャーの中でも上場を果たしていて、新卒の就職難易度も上昇している企業の時価総額・平均年収を一覧で見ていきます。今回の一覧では、時価総額ランキングの順番に沿ってご紹介しています。参考までに、日本の時価総額ランキング1位のトヨタ自動車は、371,329億円です。(2022年5月7日時点 出典:四季報オンライン https://shikiho.toyokeizai.net/?old_ref=https%3A%2F%2Fwww.google.com%2F)※時価総額・平均年収ともに四季報を引用しています。

1. メルカリ


画像引用元: メルカリ

メガベンチャー一覧の1社目は、メルカリです。メルカリは2013年2月に設立され、2018年6月に東京マザーズに上場を果たしました。現在(2022年5月7日時点)の時価総額は3,426億円(日本全市場時価総額ランキング315位)、平均年収は920万円(平均年齢33.5歳)です。メインの事業は「メルカリ」の運営で、フリマアプリで国内首位に立っています。スマホ決済の「メルペイ」や米国でのフリマ事業を強化しています。IT系のメガベンチャーの中でも際立つ存在です。今回紹介しているメガベンチャーの中でも新卒の就活生に人気が高く、就職難易度は極めて高いと言えます。

2. ビジョナル


画像引用元: ビジョナル

メガベンチャー一覧の2社目は、ビジョナルです。ビジョナルは2020年2月に設立され、2021年4月に東京マザースに上場を果たしました。現在(2022年5月7日時点)の時価総額は2,425億円(日本全市場時価総額ランキング411位)、平均年収は1,119万円(平均年齢39.8歳)です。メインの事業は、クラウド活用の会員制転職サービスの「ビズリーチ」と人材管理の「ハーモス」です。ビズリーチでは「国内最大級のハイクラス転職サイト」をキャッチコピーに、ヘッドハンティングやスカウトといったサービスを活用して、効率的に転職活動が可能となりました。ハーモスは、採用業務における管理・分析まで一元管理ができる採用管理クラウドサービスです。ビジョナルはIT系のメガベンチャーの中でも急成長をしており、設立から約1年で上場を果たしました。人材系の会社は新卒の就活生に人気が高く、就職難易度は高いと言えます。

3. フリー


画像引用元: フリー

メガベンチャー一覧の3社目は、フリーです。フリーは2012年7月に設立され、2019年12月に東京マザーズに上場を果たしました。現在(2022年5月7日時点)の時価総額は1,907億円(日本全市場時価総額ランキング494位)、平均年収は705万円(平均年齢32.9歳)です。メインの事業はクラウド型会計・人事労務ソフトの開発で、主要な顧客を個人事業主・中小企業に絞っている事が特徴的です。ITの活用が進む中で、個人事業主・フリーランスという選択肢が増えてきています。まさに時代に合ったサービスを展開しています。成長著しい企業であることから、個人のスキルを伸ばしたい新卒学生に人気となっており、就職難易度は高いと言えます。

4. JTOWER


画像引用元: JTOWER

メガベンチャー一覧の4社目は、JTOWERです。JTOWERは2012年6月に設立され、2019年12月に東京マザーズに上場を果たしました。現在(2022年5月7日時点)の時価総額は1,331億円(日本全市場時価総額ランキング605位)、平均年収は767万円(平均年齢38.6歳)です。メインの事業は、携帯キャリア各社の屋内通信設備を共用化することです。これまでは、商業施設やオフィスビルなどの建物内の携帯電波環境設備は、アンテナ・配線・中継設備などを各携帯事業者が個別に設置していました。JTOWERはこれらを共用設備を用いて、ひとまとめにしています。大手3キャリアによる独占状態が解消され益々需要が伸びており、新卒の就活生にも人気があり就職難易度は高いと言えます。

5. そーせいグループ


画像引用元: そーせいグループ

メガベンチャー一覧の5社目は、そーせいグループです。そーせいグループは1990年6月に設立され、2004年7月に東京マザーズに上場を果たしました。現在(2022年5月7日時点)の時価総額は988億円(日本全市場時価総額ランキング728位)、平均年収は1,228万円(平均年齢45.3歳)です。創薬ベンチャーの老舗として知られています。

6. プラスアルファ・コンサルティング


画像引用元: プラスアルファ・コンサルティング

メガベンチャー一覧の6社目は、プラスアルファ・コンサルティングです。プラスアルファ・コンサルティングは2006年12月に設立され、2021年6月に東京マザーズに上場を果たしました。現在(2022年5月7日時点)の時価総額は898億円(日本全市場時価総額ランキング769位)、平均年収は623万円(平均年齢32.8歳)です。メインの事業はデータ分析・可視化のクラウドサービスの提供です。2~3年前から「ビックデータ」という言葉をよく耳にしますが、様々なデータを見える化し新たな価値を創り出すことを目指しています。分析の世界では必要不可欠となっているビックデータを、ITの力を活用して戦略的に見える化しています。

7. Appier Group

 

画像引用元: Appier Group

メガベンチャー一覧の7社目は、Appier Groupです。Appier Groupは2019年1月に設立され、2021年3月に東京マザーズに上場を果たしました。現在(2022年5月7日時点)の時価総額は802億円(日本全市場時価総額ランキング811位)、平均年収は未公開となっています。販促分野で人工知能を活用したサービスを開発・提供している台湾発の企業となります。

8. ウェルスナビ


画像引用元: ウェルスナビ

メガベンチャー一覧の8社目は、ウェルスナビです。ウェルスナビは2015年4月に設立され、2020年12月に東京マザーズに上場を果たしました。現在(2022年5月7日時点)の時価総額は787億円(日本全市場時価総額ランキング816位)、平均年収は未公開となっています。メインの事業はロボアドバイザーを活用した全自動の資産運用サービスです。コロナ禍に入り、日本では急速に株式投資が浸透しました。その中で利用が加速した、ITを活用したサービスのひとつです。

9. メドレー


画像引用元: メドレー

メガベンチャー一覧の9社目は、メドレーです。メドレーは2009年6月に設立され、2019年12月に東京マザーズに上場を果たしました。現在(2022年5月7日時点)の時価総額は775億円(日本全市場時価総額ランキング826位)、平均年収は未公開となっています。メインの事業はヘルスケア領域向けの成果報酬型人材紹介で、オンライン診療システム・電子カルテにも力を入れています。

10. ティーケーピー


画像引用元: ティーケーピー

メガベンチャー一覧の10社目は、ティーケーピーです。ティーケーピーは2005年8月に設立され、2017年3月に東京マザーズに上場を果たしました。現在(2022年5月7日時点)の時価総額は738億円(日本全市場時価総額ランキング848位)、平均年収は355万円(平均年齢35.6歳)です。メインの事業は貸会議室の大手で、貸オフィスや貸ホテルなどの事業も展開しています。

【追記】ANYCOLOR株式会社 / AnyMind Group

2022年に入って、インフルエンサーマーケティング系のベンチャーで大型上場が2件ありました。
一件目は、VTuberグループの「にじさんじ」を運営するANYCOLOR株式会社で、創業社長が20代の若さでありながら、上場後時価総額が2000億円を超えてキー局の時価総額を超えるなど話題になりました。もう一件のAnyMind Groupは、ロシアのウクライナ侵攻などの影響で直前になって上場取りやめの判断を下しましたが、想定時価総額は600億円超かつ、短期間でAPAC全域に多くの子会社を展開するそのグローバルな事業モデルが話題になりました。

これまでのIT系のメガベンチャーと言えば、ソシャゲ/SNS系の会社→会計などのバックオフィス系SaaSの会社、が主流でしたが、今後はインフルエンサーマーケティング系の会社がランキング上位に食い込んでくることも増えてくるかもしれません。

IT系のメガベンチャーに新卒入社する場合の就職難易度は?

ここまで、IT系メガベンチャーの時価総額・事業内容・平均年収を一覧で見てきましたが、IT系メガベンチャーのおける新卒の就職難易度は年々難化傾向と言えます。専門スキルがない場合は、新卒採用では総合職での入社は可能ですが、専門職での就職難易度はかなり高いと言えるでしょう。2022年2月4日に東洋経済が発表した「最新版入社が難しい有名企業ランキング200社」では、IT系メガベンチャーもランキングの一覧に名を連ね、75位リクルート、95位楽天グループ、163位サイバーエージェントがランクインしています。
IT系メガベンチャーの新卒での就職難易度は極めて高いです。しかしながら、必ずしも高学歴である必要はありません。メガベンチャーの中には学歴をあまり重要視せず、「実務に直結するスキル・知識を持っていること」を重要視する企業もあります。新卒での就職難易度が高いからと言って諦める必要はなく、何かスキルを持っている方は積極的にチャレンジしてみましょう。

 

【まとめ】IT系のメガベンチャーに就職して成長を目指そう!

 

本記事では、「メガベンチャーとは」という定義からはじまり、メガベンチャーの時価総額や年収を紹介しました。
メガベンチャーの定義について、
・メガベンチャーとは、ベンチャーの大きい版
・メガベンチャーとは、イケてるIT企業
・メガベンチャーとは、上場している年収の高い企業
とだけ思っていた方は、少しイメージが変わったのではないでしょうか。メガベンチャーとは、一般的にはベンチャー企業が成功して大企業の規模にまで成長した企業と定義できます。IT系のメガベンチャーへの新卒での就職難易度は高いですが、年収や成長度合いは申し分ありません。また、就職難易度が高いからといって、諦める必要はなくスキルを持っている方は積極的にチャレンジしてみましょう。これからの「個の時代」を生き抜くために、スキルを身につけることは益々重要性を増していきます。とりわけITの分野は成長著しく、これからも需要は増え続けることでしょう。新卒の入社先は極めて重要です。様々な情報を集めて、多角的に考え就職先を決めたいものです。

また、もし将来的にはITベンチャーの経営者になりたいと考えいている人はファーストキャリアでコンサルタントを目指すのも選択肢の一つです。下記の記事では、コンサルタントのネクストキャリアとしてのベンチャーCXOというオプションについて詳しく解説してあるので是非チェックしてみてください。

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